じゃがいも重要害虫の侵入防止について

畑の立入りは関係者以外禁じます

 芦別市内の畑作地帯は、小麦や馬鈴しょ(じゃがいも)などが作付けされて、そのパッチワークのような風景は、私たちの目を楽しませてくれ、毎年市内外から多くの方々においでいただいております。
 しかし、訪れてくださった皆さんが、畑の中に立ち入るようなことがあると、時として、豊かな芦別市の畑に恐ろしい害虫を持ち込んでしまう可能性があります。
 芦別市ではこれからもずっと、皆様に安全でおいしい農作物や、豊かで美しい農村の風景を楽しんでいただきたいと思っています。そのためにも、作物の鑑賞や風景写真の撮影の際は、どうか畑への立入りはおやめいただきますよう、お願いします。

ジャガイモシストセンチュウとは

 馬鈴しょに寄生し、害虫の中でも対処が難しいことで知られております。万が一、畑へ侵入すると急速に拡大し、発生地ではその撲滅が非常に困難な状況となります。その結果、シストセンチュウに対する抵抗性が低い品種である「男爵」を主力としている芦別市の馬鈴しょは甚大な被害を受けることになります。多数の卵を詰め込んだものがシストと呼ばれ、微細で土壌中に一定密度を超えない限り症状は顕在化しません。シストの生存期間は10年以上と長期に渡り、防除が非常に困難です。

ジャガイモシストセンチュウの伝播方法

【伝播方法】 自然伝播 風・土砂・雪解け水など
  人為伝播 発生地域で栽培された、種芋、球根、苗木・農作業機や靴に付着した土など

 つまり皆さんに覚えがなくとも、皆さんのはいている靴の底についた土を通して、知らず知らずのうちに害虫を運んでしまう可能性があるのです。
 種いもによっても伝搬することから、原則として、正規に販売されている種いも以外は使用しないようご協力をお願いいたします。


お問い合わせ JAたきかわ 販売部(芦別)特産販売課
電話:0124-22-2605 Fax:0124-23-1884